関心
真理:関心ある物が目に映り、手に入る。
これが本当である事を証明したいと思います。
その1:自動車
六本木の取引先に行く途中のことです。
一緒にいたマネージャーが私に言いました。
マネージャー:あそこの外車を見てください。凄いですねー。
あんな車に乗ってみたいですね。
私:車に関心がなかったので、目に映りませんでした。
マネージャー:あんな素晴らしい車が目に入らなかったのですか。
マネージャーは驚いたように言ったのでした。
言われて、見ると確かにスマートで格好のいい車でした。
彼は車に非常に関心を持っていて、車を数年に一回、取り替えていたのでした。
しかも、車に乗っていて、自動車展示場を見つけ、気に入った車があると、すぐ手に入れたくなって、衝動的に買い換えてしまったことがまれですが、あったそうです。
日頃、堅実で、手堅いマネージャーにそんな面があるとは、思いもかけない事でした。
その2:小犬
六本木の取引先から戻る途中のことです。
一緒にいた女性社員が私に言いました。
彼女:かわいい!
彼女は驚いたように、大声をあげました。
私は何事が起こったかと思いました。
彼女:この子犬を見てください。とても、かわいいでしょう。
彼女は道路の右側の『ペットショップ』内のたくさんの小犬が気に入って、言ったのでした。
彼女:私の実家では子犬を飼っているんですよ。とても、かわいいのです。
私:そうですか。
彼女:犬は嫌いですか?
私:そうではないですけど、特に関心がないもので。
私が小さい時には家で拾って来た雑種の犬を飼っていましたけど。
とにかく、私は言われるまで、道路の右側に『ペットショップ』があることすら、目に映らなかったのです。
その3:イリュージョン・マジック
私が近くの古本屋に立ち寄った時、(以前から関心のあった)アメリカのイリュージョン・マジックのビデオを偶然見つけたのでした。
そのビデオはとても高価なものでした。
イリュージョン・マジックとは舞台で演じる大掛かりなもので、種明かしをしてしまえば、
興ざめになってしまうものです。
ですから、マジック協会ではこれらの種明かしは禁じているほどです。
しかし、人はマジックの種を知りたがるものです。私もその一人です。
ですから、かねてから入手したかったこの高価なビデオを安く購入できたのは幸運でした。
早速、家に帰って、家族で見ました。ライオンの消失、美女が宙に浮くマジックの種などが分かったのでした。
とても、興味深い物でした。
このビデオは2巻もので、買ったのはその内の一つでした。
娘:大掛かりのマッジクの種って、こうなってるの。不思議なんてないのね。でも、一巻の方も見たいわね。
私:そうだね。
しかし、近くの古本屋には1巻しかなかってのでした。
それで、私は駄目で元々と、今度は京王線の桜上水にあるブックオフなら、あるかもしれないと行ってみたのでした。
そしたら、何ともう一巻があったのです。私は奇跡だと思いました。
こんなことは普通ありえないからです。
早速、これを買い求め、又、家族で見たのでした。
今度は美女の胴切り、巨像の消失などのマジックの種が分かったのでした。
以前、NHKテレビで放映したアメリカ・ラスベガスのマジックショウの種がどうなっているのか、私は長年疑問を持っていました。
それがこのビデオで解決して、感動と興奮をおぼえたのでした。
その4:日本古来のマッジク
数年前のことですが、劇場で日本古来のマッジクショウを見たことがありました。
ちり紙が扇子の上で、蝶になって舞う『胡蝶の舞い』という華麗なマジック。
人間の首が長くなってしまう『ろくろ首』、箱の中から次から次に無限に現れるカラフルな日傘のマジックなどでした。江戸時代の人々はこれらを楽しんでいたのに間違いありません。
その中で、私が不思議に思ったのは両手の親指をこよりで縛るマジックでした。
(後で知ったことですが、西洋にも同様のマジックがあり、英語ではこれをサム・タイと言うそうです。)
マジシャンは客席から一人を選んで、協力者として、壇上に登らせました。
そして、彼の手の親指をしっかり、こよりで縛ってもらいました。
その上で、輪投げの輪を大きくしたような木の輪をもってきて、協力者に持ってもらいました。
そして、彼はなんと親指で結んだ腕の輪の中に、木の輪を交差させてしまったのです。
『腕の輪』と『木の輪』が物理的に交わる訳がありません。
しかし、現実には交わってしまったのです。
これには驚いてしまいました。そして、何とかその『種明かし』を知りたいと思ったのでした。
その後、私は近くの図書館で、日本の古い手品の本を読んだのでした。
しかし、私の望んだ手品の『種明かし』は載っていませんでした。
それから、私は依然として、その種を知りたいと思いつつも、1年位が経過したのでした。
ある日の事、近所でお祭りがあり、私の近くの公園で余興が行われたのでした。
その中にマッジクショウがありました。
大人や、子供の観客に混じって、私も立って、見ていたのでした。
大人の人は口々に言っていいました。
『不思議だね。うまいものだね。どうなっているのか、全然分からないね。』
マジシャンの最後の演目になってきました。マジシャンはやおら、辺りを見渡し手、言いました。
『そこのお方。 壇上に上がって、手伝ってくれませんか。』
何と、彼は私を指差したのでした。私はびっくりしましたが、喜んで、舞台に上がったのでした。
マジシャン:このこよりで、私の両方の親指をしっかり結んでください。
『前に見たマッジクだ!』私は心の中で叫んだのでした。
私はマジシャンの親指がはずれないように、十文字にしっかりと縛ったのでした。
マジシャン:それではお見せしましょう。
マジシャンはマイクのスタンドに向かって、腕の輪を差し出しました。
すると何と、腕の輪の中にスタンドが入ってしまうではありませんか。
『こんなことは物理的に絶対にありえない』私はしっかりと、次にマジシャンが同じ事をやるのを凝視しました。
そして、遂に種を見破ったのでした。
しかし、私はマジシャンに敬意を払い、驚いた様子で、大きく拍手し、舞台から降りたのでした。
このように不思議な体験を通して、私は長年の関心事であった謎を解明する事が出来たのでした。
関心は物を引きつける。 思い、関心は実現する。
私は『これはいつでも、どこでも通用する真理』だと思います。
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