クラシック音楽

2003年3月著述

スタンリーキューブリック監督の「2001年宇宙の旅」の映画で、朝日が昇ってくる場面での何とも言えないドラムの音のする不思議な音楽はこの映画のために作曲されたと思っていました。

後で知ったのですが、ここで使用された音楽はシュトラウスの「ツアラトストラはかく語りき」でした。

フランシスコッポラ監督の「地獄の黙示録」の映画で、(空からの)戦闘場面での音楽は勇壮で心を沸き立てるようでした。私はこの音楽もこの映画のために作られたと思っていました。

しかし、この音楽も実はクラシック音楽からの採用と知って、改めてクラシック音楽に対する自分の浅学さを実感したのでした。ここで使われた音楽はワーグナーの「ワルキューレの騎行」でした。

両方とも、それまでの私のクラシック音楽のイメージと違ったものでした。

クラッシク音楽といえば、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツアルト、ベートーベンぐらいにしか思っていませんでした。(これらの音楽は学校の音楽の授業でも聞いていましたから。)

そして後年、ドイツに旅した時にあの白鳥のような城を作ったルードビッヒⅡ世がワーグナーにのめり込んでいたのを知って驚いたのでした。やはり、クラシック音楽にはそんなに魅力があったのか。

良く聞いてみるとクラシック音楽はそれぞれ格段と違っているのです。常にそれまでの時代の音楽のタイプを打ち破った革新的な音楽なのです。

しかも指揮者によってもその表現方法が確かに違うのです。

たとえば、カラヤンの華麗さや小澤征爾の情熱が本当に伝わってくるのです。

クラシックとは古いものの集大成ではない、新しいものの集大成なのでした。

なんでもありの音楽形態、それがクラシック音楽の集大成です。

この事は今後も変わりありません。

ですから、最初はうるさかったビートルズのロックの音楽も、聞いてもあまり意味が分からない現代音楽も、いずれクラシックの仲間入りをするのではないでしょうか。

私はクラシック音楽を見直したのでした。

それまで、音楽会には殆ど行った事がありませんでした。

又、クラシック音楽もベートーベンまでの音楽史初期のオーソドックスなものしか聴いていませんでした。

私はこれまでの態度を一変させて、近代までのクラシック音楽全集にのめり込んでいったのでした。

クラシック音楽の効用。

クラシック音楽には次の効用があると本で知りました。

心が癒される、頭が良くなる ~モーツアルトの音楽、バロック音楽など

元気が出る、心が奮い立たされる~ベートーベンの音楽、シベリウスの音楽など

クラシック音楽に親しんでいる人はエッセーなどの文章が上手になる

これはクラシック音楽にはドラマ性、奇想天外、強弱緩急、調和などさまざまな要素が構成されているからかもしれません。本当に作曲家や、ピアニストなどにエッセーの達人がいるのです。

これらの事を知ってますます、私はクラシックが好きになっていったのでした。

私がエッセーを書くのを苦にしなくなったのも、クラシック音楽のお陰かもしれません。

私は妻と何度となくコンサートに出掛け、購入したレコード、CDは200枚近くになったのでした。

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