キングダム オブ ヘブン
この映画はキリスト教の十字軍とイスラム教のサラセン軍との戦いを一人の英雄を通して、描いたものです。
リーダーが富と権力を最大の目的として、手段を選ばないで、やっても成功しない事例が悪い例として描かれています。
強欲な十字軍のリーダーはサラセンの圧倒的な戦力の前に敗れたのでした。
一方、十字軍の英雄は道義と民の平和をもって、生きていこうとするのですが、必ずしも、それだけでは、理想どおりには事は運ばないことも描いています。
すなわち、理想に燃えながらも、蛇のように用心深く、賢く対処しなくては、やっていいけない現実を思い知らされるのです。う
彼は一人でいるときに新しい強欲な王の手によって、暗殺されかけたのでした。
その王が戦いに敗れたあとに英雄は城の守りのリーダーになります。
圧倒的なサラセン軍に対して、彼は多勢に無勢の戦力ながら、善戦します。
そして、彼は戦いにおいて、勇気と賢さで和睦に成功したのでした。
私が驚いたのはこの映画では、サラセンの王の態度でした。
彼は賢く、戦いには圧倒的な軍隊で臨みます。
そして、相手の態度によって、無慈悲に殺害したり、慈悲の態度で和睦するのでした。
サラセンの王は大軍の将軍として、徳と勇気とを持った人だったのでした。
そのゆえに、城の英雄であるリーダーの民主的な考えと一致し、和睦が成功したのでした。
私がこの映画で再認識した良きリーダーの条件は次のとおりです。
1. 徳(慈悲・博愛)があること。
(民の幸福と平和を最優先すること。)
2. 勇気があること。
3. 知恵があること。
4. 正義感があること。
5. 富と権力を最優先にしないこと。
(我欲、自国の利益のみを最優先ささないこと)
アレキサンダーが最後のインド征服の際に成功しなかったのは、人心が離れたこと、インドの特殊性の認識不足、戦力不足が原因だったように思われます。
中国の孫子の言う、「敵を知り、己を知れば百戦危うからず。」の鉄則を守らなかったことによったと思います。
リーダーの特質は政治のみならず、経済界その他あらゆる分野でのリーダーでも共通することだと思います。
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