幼児との会話

テレビのインタビューでの事です。

鳥インフルエンザの影響があって、ある動物園で、鶏との触れあいが中止となったのでした。

これは父兄が心配し、動物園に中止を要請したからでした。

アナウンサーが女の子に質問していました。

アナウンサー:鶏と触れあいが出来なくなって、さみしくないですか?

女の子:とても、さみしいです。

すると、横から男の子がテレビ画面に頭を出し、言いました。

男の子:でも、ヤギとなら触れあえるよ。

女の子は男の子をたしなめて、言いました。

女の子:そういうことじゃないでしょ!

男の子は又、横からテレビ画面に頭を出し、言いました。

男の子:豚もいるよ。

私はこのインタビューを見ていて、幼児の会話とは言え、その中に人生の大切な真理が隠されているように感じたのでした。

女の子はアナウンサーの質問の意向を適確に捉え、回答しています。

一方、男の子は茶化して、的外れな対応をしているようです。

私はこの対応に二つの代表的な考え方がはっきり現れたように感じたのでした。

受身的な考え方(女の子):起きた悲しい現象に素直に感じ、寂しさの世界に浸る。

能動的な考え方(男の子):起きた悲しい現象を脱却し、代替の楽しさの世界に浸る。

幼児の会話を大人の会話に転換すると次のようになるでしょうか?

会社が終わって、居酒屋でのサラリーマン達の会話です。

うわさで部下の女性の失恋話を聞いた上司が彼女に聞きます。

上司:失恋して、とても寂しいでしょう。

彼女:ええ、とても寂しいです。今でも彼との楽しかった付き合いを忘れられないのです。

同僚の男性:A君も失恋したばかりだよ。 素敵な彼と付き合うチャンスだよ。

彼女:そういうことじゃないでしょ。

同僚の男性:B君も君に好意を抱いているよ。

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